グラビティミスターレッド


筆画+Thinking sketch+スクリーンショットソフト


二人の従者に連れられて
赤さんが家に遊びにやってきました
ずん、どすんと階段を踏みしめる音は
分厚い鮭の皮でできた靴を履いた熊の引越し屋が
一つしかない村の彫像を運んできたときの足音のようで
慎重でゆっくり、けれど誰も近づけないような迫力があります

赤さんは私の家を見渡すと
「ほーっ」と納得したような口の形を見せました
そのとき赤さんの興味の対象が私の新しい興味になります


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