出ン社、伝写になる



マンスーツ、マンスーツ、ウーマンスーツ、制服、ウーマンラフ、スイーツ
今日も変わり映えのない いつものセットメニューのはずだった

大量入荷した1個中隊はありそうな小学生がわっとかけこんできた
彼らは最初は椅子取りゲームのような感じで我先に席にかけこんだが
仲間を座らせるために ぎゅうぎゅうに詰めてすわるのだ
ぼくもいつも以上に内股になって詰めたが、さっきから描いてたノートは
しまわなかった。

彼らはデュエルのことを話してた気がする。
それから、人間観察がはじまった。彼らは彼らにしか聞こえないように
さっきの会話よりも声を落として 

「あ、女子たちが座ってる横に イケメンがいる。」

目の前の整った顔立ちをした長身の兄ちゃんは
小学生男子にたった四文字で片付けられた。
あぶなく吹きそうになった。が、鬼の形相を保つ。
そしてぼくに密着している隣の男子は
たぶん絵をちらって見てるのがなんとなく視界ごしに伝わる。

今度はぼくのほうに興味が移ったらしい。さて、何をいってくるのか。
隣の子がぼくの顔を下からちらって覗いてきた。が、ぼくは鬼の形相で
ノートにひたすら絵を描いている。

「顔は、ださい。」
三文字かよ!

でもそのあとに
「うまいよね、ぼくさっきからずっとみてるよ。」
「漫画家だよ?」
「作家じゃないかな?」

その声もかなりはっきり聞こえてるw
彼らのひそひそ声だったのかな
なんか嬉しかった
煙をモクモクさせたような黒くてよくわからない
絵だったんだけど

とにかく、それで
出ン社は 伝写になったんだ。
コメン



mixiでは人の記事を読むことのほうが多い。最近たまたま何人かが絵と
自身との関わりについて考察をしてるというか、ぼくには悩んでいるように
見えたのだけれど こういうときに限って何か書こうとしても 出すぎた真似かも
とか思ったり まとまらなかったりして戻るボタンを押しタブを閉じることになる。
でもモヤモヤしたものは残る。ぼくなりの答えみたいなのが絵になった。



これは説明しません 察して楽しんでください



これは感情的になりつつも JAKSON5を聞いていたので
落ち着いて ねらいの伝わりやすい画面をつくったようだ



これは自分で描こうとする意識がなくて
勝手に描かれていくという感じだった。誰が?
十の九郡



創作の原点はぼくが暮らしたあの村での6歳~12歳の時期だったのではないか
映画館やレンタルビデオ屋や本屋やディスコもクラブもゲームセンターも
喫茶店もバーもなかったけれども
”何もなくて退屈”ではなかった 子供たちは日常にあるものを組み合わせて
遊びを作っていったのだ 
ぼくの一年上のK君は遊びの天才だった
ノートと筆記用具、机があれば 小さな世界はできあがる 
金属バットと野球ボールで 住宅街はゴルフ場になる
缶蹴りの缶の影武者があらわれる

ファミコンが現れてから たしかに外で遊ぶ時間は減ったかもしれない
大人たちはゲームの悪影響を心配して、ファミコンは1週間に2時間まで
子供たちはファミコンがやりたいために 友達の家を訪れる。

ここで思うこと、大人たちはただ単にマスコミの情報をみてファミコンは悪いものとしていたのか?

それとも子供たちの外(家でも工夫して遊べると思うが)で創作する遊びに対して、
ファミコンとは開発者によって与えられた遊びであるから消費する一方で
想像・創造性を失わせる(鈍らせる)と考えて忠告していたのだろうか?

『子供の頃にファミコンにはまったく触れず内・外で自分で遊びを作ってきた人間』と比べて
ぼくらは想像力が豊かではないと仮定する。
その人間というのは誰に当たるのか?
父、母、じじ、ばば 世代?
・・・彼らが自分と同じ年齢のときに一体どんな優れた発想力をもっていたのか
聞いたこともない。本を読んで想像力を高める???与えられたものを
ただ読んでるだけじゃないのか??

書いてて自分でも よくわからなくなってきた

・本は視覚・聴覚の情報を自分の脳で補う
・外で遊ぶときは 足りない何かをアイデアで補う

・ファミコンは視覚・聴覚が揃っているので自らの脳で補うものがない

つまり脳を使って補う必要がないからそこでストップするってことかな
でもファミコンのドット絵を見て、ぼくらはドット絵の世界を見てるっていうのではなくて
もう一段階ちがう世界が頭の中に開けてた気がするんだけど・・・

とにかく、ファミコンは豊かな発想ができなくなるもの だとしたら
それを止めなさいという親は俺に『豊かな発想』ができる人間に成ってほしい
ということだったのだろう

たしかファミコンをやりだしたのが3年生?ぐらいだったかな。
親はファミコンをやりだしてからsukechanは『豊かな発想』を発揮しなくなった
といった。何がそんなに豊かだったんですかね、 詩が?作文が?感想文が?遊びが?
絵が? 

ファミコンの弊害を認めるとしたら
自分の血肉になっている 『祭り』を 
ファミコンがやりたいためにないがしろにしたっていうことかな。
でもその『祭り』というのは俺が大好きだった村の祭りではないし
そのときファミコンはすでにサターンになってた。

ああ、そうだ ぼくは別にファミコンを擁護したいとかそういう話をしたいわけじゃなくて
あの村で体験した

遊び、祭り、キャンプ、太鼓、行灯、木工、フェスタ
という文化・芸術活動こそが 

いまこの東京で何もバックグラウンドがないと思い込んでいたぼくの
魂の奥でずっと ずっと燻っているのです。



”無い”のに陽気である
”無い”から陽気である

この作品は トミーの雰囲気に似てる

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5/25 追記

http://kay.air-nifty.com/art/2008/05/post_88cc.html

今日もブログランキングのクリックを押してしまった
新しい朝がきた



車内緑化運動の成果。一部あやまった植物の使用があったようです。



フィルタリング機能が欲しいとおもう

あまり見たくない様相の人間、看板、動物、建物を
視覚的に ポリゴン、もしくは2D、もしくはモザイク化することが
できる。ただし、スキンの変更のみが望ましい。そうでないと
体がぶつかってしまうからだ。

電車内や食事中に聞きたくないのにどうがんばっても
聞こえてきてしまう 強制ラジオ的な他人のどうでもいい話を 
日本語から意味のわからない言語に変換してくれる。
ただしこれを使ってる間はすべての言葉が
そう変換されるから 乗り換えのアナウンスなどに注意しないといけない。

以上の機能を実装したいと思ったけれど
そんな都合のいい世界は 俺の想像の中で充分かもしれない
いいことも聞き逃すだろう

夜、公園のベンチで女子高生が荷物を広げて三人で話をしている
ラジオ、もしくは携帯プレーヤーから流れる音楽。

学校のことではない
嫌いな先生のことではない
かっこいい先輩のことではない
芸能人の話ではない
家族の話ではない
ディズニーランドの話ではない

「宇宙のなかにぃー、うちらって浮いてるんだよ。不思議だよね!」
三人は語り合っている。

彼女たちは公園を宇宙に変えることができる。
一方、ぼくは宇宙みたいな色をしたスーツを着ていつものように公園をただ通り過ぎる
でもその宇宙の観測者でありたかったから
すぐにメモ帳を開いてこのように書き綴ったのでした

5/23 05:36


おまけ
http://illcomm.exblog.jp/7955740/

http://japan.cnet.com/blog/takahito/2006/07/10/__e5a8/

キーワード:オークション、資本主義、村上隆

「VOL」3号 以文社特集「反資本主義/アート」
イルコモンズさんが馬鹿らしいと思ったのは「オークションで高値がついたことを
ニュースがいちいちとりあげたこと」に対してなのかなんに対してなのが気になるので
多分 買う。 

反芸術企業論の記事をみて 反芸術企業論を買おうとおもったのだけど
これは『芸術企業論』という本の内容を裏返した架空のもののようだ。
注釈がちゃんとあることに後で気づいた。
この反芸術企業論に共感できるということは 元の本に対してどうか
ということがだいたい想像できる。人の話を通してだけじゃなくて
自分の眼で確かめたいのだが優先順位は低めにしておく。
展示速報

120cm×60cmのMDFボードを
ホームセンターで買ったパイン材で自作した木枠
木工ボンドに貼り付ける。この長さ、今の俺にぴったりなのかも。
ジェッソを二度塗りして、乾くのを待つ。



石神井公園駅を東京と考えたときに、ぼくは各地に住んでる
人と比べて自然なんて何もないとおもいこんでた。
しかし、先日やってきた かるめんといこは sukechanの家の
近くには木とか花がいっぱいあるねと言っていた。
そう、ぼくは普段あれだけ人よりもモノを見ているつもりでいるのに
気づいてなかったのだ。
2人は家にくるまでの道のりでいろんなものを見つけていた。
そしてよく通る団地の中の花や植物は じいちゃん、ばあちゃん
おっちゃん、おばちゃんが手入れしているということも忘れては
いけないとおもった。それで、この絵であるw



京都に住んでいる 変態デザイナー(ライターもやれるだろう、
よくわからない変態表現やらせたらすごいことになるとおもう)が
毎日のように 会社→家 をママチャリで全力疾走している。
しかも 毎日のようにタイムを計ってmixiに記録しているのだ。
何が彼をそうさせたのかわからないが、意味不明なパワーだ。
しかも継続してやっている。輝いている。
鈴鹿サーキットで自転車の大会にでるとか。俺にとっては
ほんとに意味不明だ。京都すごい、京都っていうかあいつがすごい。
そんな絵。


書き続けること
描き続けること
http://kay.air-nifty.com/art/
デザインフェスタVOL.27



『0時の猫町』 emaさんに許可を頂いたので写真に撮ってアップしました。
デザインフェスタでemaさんの作品を買って15分ぐらいふらっと歩いて帰ってきた。




部屋でこのバッグを吊り下げて眺めているとぼくの家にある出来かけや、
出来た絵を差し置いてこの世界に入っていってしまいそうになる。
いやしかし、むこうがぼくの家にやってきたはずなんだけどな。
たぶん寝ている間に左の猫は家の中に引っ込んでしまって女の子は
仮面を被って猫になるのかな。右の屋根の上の猫だけえらくコミカルなのも気になる。
この不思議な英字が 画面を引き締めてるなあほんとふしぎだ、
静止画なのに時は止まってないような気がするんだよ。
それぞれの作品にはストーリーがあるのですか?と聞いたら
タイトルはあるけど(『0時の猫町』)見る人がいろいろ自由に
想像してほしいとのことだった。



DMも何枚か頂いた。デザフェス会場を後にするときに
このバッグに切り替える。難点は持っているときは俺に絵が見えないことだ。
emaさんの作品は以前、大阪の海月文庫というギャラリーで見た。
2004年、もう4年も前!!!!!!!4年wwwwww 歴史wwwwwの重みwwwww
自分はこれから東京にいって何が出来るのかという感じで迷ってたとき。
emaさんの作品を見てすごいなあと思いながら
お金がなかったから ポストカードだけ買って帰った。

裏側、平面構成がうつくしい
紙バッグのプリントもうれしい



内側です、ポケット付きで財布などもすっぽり入ります
どうやら 寝床になるようです

明日19日(日曜日)もいらっしゃるようなので
みなさん機会があればぜひ覗いてみるといいです
ブースは入場したら真ん中に集まっている D-0050です。
詳しくはemaさんのサイトをみるといいです。



追記
トップのページにデザインフェスタに出品してる作品の
写真へのリンクがあります。これのブックカバーがやばい・・・
足はみだしてるやつ、操り人形が右側にいるやつ。
たしかぼくが見に行ったときには
もうなかったんだよな。

あと四つの手が曲がってる人形もやばい
実際に見たけど 鳥が頭についてて
これはすごくいい意味で逝ってる感が漂う立体だった
ぽかんとしつつも悟りを開いたような開いていないような感じ。
この立体はご本人によく似ているような気がした。
(こんなおどけたポーズをしているわけではない)

出展作品→ 



電車(出ン社)からみえるもの



emaさんのバッグを身に着けることにより
精神力と魔力のステータスが+25している自分
であったが、埼京線で久しぶりに渋谷→原宿の
路線に面した街並を見てハッとしたことがあった。

前から、なぜ『グラフィティ』 
(参考http://kccn.konan-u.ac.jp/sociology/research/05/1_9_1.html
は電車から見えるような場所ばかりで発見するのかと思ってた
茨城に向かう電車も 線路に面した壁に描かれてた

暴走族のグループ名をかいて、~見参!見たいな感じに
己の存在を知らしめるために描くとしてもなぜ そこなんだとおもった

渋谷→原宿 のグラフィティはブルーシートとダンボール地帯と
共にあった。そのときぼくのなかで何かが繋がった。
これはメッセージだ。休むことなく回り続ける電車、人、
回り続ける人、人に対するメッセージ。
路上からの反撃?日本にきた外国人へのメッセージ?
でも その電車に乗ってる人たちには そのグラフィティは
何も、何一つ伝わってないんだ、これから何を食べようかとか、早く帰って
テレビ見ようとか、また明日から仕事だよ、なんて考えの中にふと壁に
なんかラクガキがあるとか その程度なんだ
今までの俺がそう思っていたように

新宿ダンボール絵画のサイトを見なければ
こんなこと おもわなかっただろう。原宿はデザインやアートが
発展してるからなんだな、とか思って装飾としてのファッションとしての
ストリートとしか思わなかっただろう。

一体なんて描いてあるんだ!
それともその言語がわからない歯車の中の人間を
あざわらっているのだろうか。

落ち着け、子供ならどう考えるか
わかった。

「ママ、あの壁さんは電車がうるさいって言ってるよ」

かつてグラフィティが気に食わなかった点として
(でも俺のしってるグラフィティなんて極わずかで
印刷された、写真になったものを見ることも多い。
絵の原画を知らずしてすべてを知った気になっている
ようなものだ)
ただ英語書いて、字体や尖った風貌を真似してるだけじゃねーのか
というとこがあげられる。そう、ただの真似ごとなのか 魂なのか
しかし しかしおれには
その景色が一瞬で デザインフェスタを塗り替えていくように
見えたのだ。


電車の中、前方に座ってる若い女性2人の、イヤホンの音楽ごしに
聞こえてくる大きな笑い声を右に座っている35歳ぐらいの男性の
「ゥアーーーーーーーーッ!」と子供のような騒音を超える声が
一瞬で掻き消し、男性は父になだめられながら降りていく。
彼らは全員正しい。人間のあるべき姿だ。
なにものも気にせずに大声をあげることが
ぼくはもう何年も何年も何年もできずに
それは 全部 絵と文の中に
ダークビースト・マ・・・



ダークビースト・マンティコア といいます
かわいいね なでるまえに食われそうだな

ライオンと合体したっぽい、頭部の女子は
最初もっとおしとやかな印象派みたいな顔をしていたが
作業途中にニコニコの『対魔忍アサギ』サムネを見てしまったので
こうなりました 舌はすごいながい、ライオンの眼からはいって
口からでてる

小学生とかデュエルしてるのか知らないけど
わざと このカードの名前をまちがえるだろ
おれにはわかってる

---------------------------------------------
ダークビースト・マンティコアで検索すると
カードの能力だけじゃなくて ちゃんとイラストにも
反応があるよ!

『キーワード』
キモい 気持ち悪い かっこ悪い 趣味の悪い グロテスク 見た目が怖い
http://card-ogre.jugem.jp/?month=200804
http://notenki-ever.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_8de1.html
http://plaza.rakuten.co.jp/hiroyumemo/diary/200804240000/
http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/murmur.html
http://playersdiarytcg.blog89.fc2.com/blog-entry-310.html
http://domzou.blog76.fc2.com/blog-entry-572.html
http://plz.rakuten.co.jp/hiroyumemo/diary/?act=view&d_date=2008-04-24&d_seq=0

生の反応でうれしい
IKZOLOGIC

これを見て



描かざるをえなかった


SMALL1600×600
LARGE4800×1800

Creative Commons License
This 作品 by sukechan is licensed under a Creative Commons 表示-非営利-継承 2.1 日本 License.

IKZOLOGIC Remixに感動して描いた、3日間描くのに夢中だった
『IKZOは村を嫌だとは言っていない』 タグに感動
農家ロイド、スンクロ率のタグ好き
何もないのに何故IKZOはかっこいいのか

Benz=べんぞう
IKZO=いくぞう
2GAL=津軽


追記
ニコニコ動画が見れない人はこちらからどうぞ


↑はIKZOが入ってなかったww
こっちです

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