データの版画について再考

ウェブサイトとその理念に定評のある
アーティのアーカイバルについて考えをまとめておく。

アーティの製作履歴には天野喜孝さんの版画を作ったという表記がある。
2005年11月 天野喜孝 ステンレス版デジタル版画2枚組製作
2005年2月  天野喜孝大型版画「JAPAN」170×85cm

天野喜孝さんの版画(特にリトグラフ)というと「アール・ビバン」を思い出してしまう。
大学生の頃に一度行ったのだが、『客即売』の姿勢がビンビンに伝わってきた。
それで少し不安になってしまったが、刷る人と売る人は別物だ。余計な考えだった。

アーカイバルプリントについて、他にも扱っているらしいところがあった。
M&Iアート株式会社というところ。

調べてみると2002年に電撃オンラインの記事のなかで
http://www.dengekionline.com/g-net/news/200210/09/gn20021009yamamoto.htm
M&Iは『4種類の版画(アーカイバルプリント+手彩色)』を発売している

これはアーティのアーカイバルと同じような意味で使っているのだろうか?
『アーカイバルプリント 手彩色』で調べてみると
http://www.depo.jp/anime/happo_shop.html
ここに行き着いた。

sukechanが次の作品の最終形態としてもっていきたいのは
プリント>加筆である。これは、『アーカイバルプリント+手彩色』という状態と
絵柄は違えど非常に似ていると思った。

そしてわからなくなっていくのは
結局 アーカイバルプリントというものは
どんな道具を使って作られているかというところだ。
M&Iにはその辺の詳細が書かれていなかった。(それか見逃している)

今のところわかってること
ジクレー:インクジェット
CG出力:インクジェット
リトグラフ:石版とインク
木版画:木版とインク

アーカイバルプリント: ???????

謎?企業秘密?それとも自分が調べ足り無いだけ?
直接問い合わせないとわからない?
ネットに情報があんまり落ちてないのはマイナーだから?

あ、あった。アーティのページにはしっかり書いてあった。
http://www.artie.co.jp/mesdigihan.htm
『技術的には家庭にも普及しているインクジェットプリンターと同じ』
あとは、何枚刷るのかと大きさと費用面。
それと自分で版を刷り重ねられる設備を整えて
刷る場合との比較

あと、関係があまりないけど昨日書いた日記がおかしいなとおもったので追記
・ファインアート、タブロー寄りな性質にみえる。ただの機械的なインクジェットプリントより
版画を意識してもいいのでは?
(ジクレー印刷に加筆という手法はこのアドバイスにうってつけだと思う。)


ジクレー印刷>インクジェット印刷だけど、色構成とか微妙な職人の感覚が混じってる
という意味で版画的だとおもったので うってつけと書いた。が、先生の言ってるのは
自分の絵は何版も使ってインクを盛って重ねた物質感を出したほうが効果的
だということのはずなので、ジクレーデジタルも使いつつ、シルクを重ねるとかいうこと
をやるのならばうってつけといえる。費用はかなり上がる。




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