メモ イラストスタジオ・主線

どうしてもベクターにしたい場合

イラストスタジオでとりこんだ主線をいきなり32bitで変換しようとするとできないので、
白黒2bitでベクターレイヤーに変換するとなかなかいい質感の線画になる。
ベクター設定は補正0にすること。補正を切ってないと変な省略画みたくなる。
ただむりやりベクターで表現しているらしく、ところどころインクダマリっぽくなってるのが
このツールの癖だろうか。このあとにベクターペンでかきくわえてやっても
このかすれたインクダマリのような線はとてもひけない

サイト実験中




サイト永久に実験中
ほんとうのリアルタイムをだせるか
http://bontakobo.web.fc2.com/

ブログは実験の補足、分析、研究
デザインも大衆的でいい

メモ 「三才図絵の参考ツール」

実験馬にて

本文を開いてわからない読みの漢字があれば
IMEパッド→手書きでその字を書くか、
http://www.nciku.com/で手書きでその字を書く

わかった漢字をそのままHTMLに貼り付けてみると
プレビューもしくはアップロードした際に漢字が「?」に
なってしまいこれまでの努力が泡となることを知る

そこで、
http://shimapucchi.blog93.fc2.com/blog-category-20.html
に行き、ページ内を先ほどの漢字で検索(CTRL+F)すると
漢字を数値におきかえたものが出てくる。
例えば「一」という漢字は
 u4E00 &#19968
というふうに表示される

そこで&以下の文字、ここでは「&#19968」をコピーして、
HTMLのソースに貼り付ければ漢字に変わってくれるようだ

実験馬
檮杌 [taowu] [トウコツ]
トウコツという字は HTML上では檮&#26444と書いている

よろしく

逆走して検索もできない日付もわからない そんなサイト
 flickr、pixiv、tumblr、Blog、Picassa使って
 また自分で複製して配置して、複製の反復


侯息ナムラ http://bontakobo.web.fc2.com/

2011年、1月4日
馬が死んで
猿の養子になった

なんくるないさ


メモ 「三才図絵(三才圖會)」 中国の獣類

三才図絵(三才圖會)

日本の江戸時代にいろんな生物や人物を絵入りで記した本で
和漢三才図会」(1712年刊行)というものがある
下の本はそれの元となった書「三才図絵」(1607年成立)という



獏、猩猩、天狗など馴染みの深いものも書かれている
名前がずらっと並んでいても、人間の名簿のような退屈さはない


今回画像を載せるInternetArchiveOrgの三才図会データはPDFやEPUBとして保存も
できて、本の埋め込みもぺージ指定でできるという優れものだが
何十巻とあるデータの中から自分の欲しい情報を得るのはなかなか大変だった

ジャンル別で絵が欲しい場合は江戸・明・古代プロジェクトから
目次を見て検索するほうが効果的だろう

自分は"白澤"という名前の獣が非常に気になっていた
その名前を二次創作の類の本ではなく、
原書から見つけることが出来て凄く嬉しい
(とはいってもこの三才圖會さえ他の本から発想を持ってきているらしいが

しかしこの"白澤"が"黄帝"に語ったという11520種の妖異鬼神が載っている"白澤図"
はどこへいっても見つからないので、それ自体が妖怪なのではないか
と思ってしまうのだ



白澤(中国の三才図絵)」
画像検索すると身体に3つほど目のついてるものが多い
でも上の図ではついてるようには見えないし、文のほうにも目が三つある
とは書いていないように思える
この本を元にしたと思われる白澤の絵(日本の和漢三才図会)は
埋め込みパーツなしなのでリンクを踏んで見比べてもらいたい
日本の白澤は絵としては洗練されててかっこよくなっているものの、
中国の白澤の"たけのこの里"みたいな尻尾の個性がなくなっちゃってる



「早獣」
如逢山にいる狐と虎に翼の生えたような獣って感じかな
よくわからんけど、翼がある分すごい早く動けるのかもしれない
おそらく飛べるほどの大きさの翼じゃないし、ミニ四駆みたいな風切りの翼かも
チーターのことじゃないんだろうけど、ちょっとかぶるなあ
この獣は日本の三才図会にはみつからなかった
たぶん後の日本のポケモン図鑑とかモンハン図鑑で見つかるんじゃないか



「熊」さすがに麒麟のような神獣の類か、さもなきゃ熊を見たことがなく
文献からイメージして描くしかなかったかのような絵だ
しかしこの文の後半の亜種の猪というもので馬と熊のような形をしたものを
描いているのかもしれない
一方、日本の三才図会の熊はそれらしい形をしている



「象」
長い牙が四本あるように見えたり、足が人間の足に見えるが
おおむね象らしさはでているとおもえる
逆に日本の三才図会の象は絵師が実物の象をすでに見ていたように思える
絵としてみると面白いのは中国のほうだ



「青熊」
どう見ても犬に思えるが"熊"のときといい、このときの熊は何か
ちがうものをさしていたように思えなくもない
"青熊"と書くとどうしてもモンスターハンター3rdのアオアラシという
巨大な青色をした熊を思い出してしまう




「たうこつ」
日本の三才図会の"たうこつ"は原図のあるかないかわからない牙と比べて
象の牙のように非常に長い

明の時代の裁衣で計算すると1丈8尺の口牙の長さは612cmになった
毛の長さは102cmだ。6mを超える牙となるととてつもなく大きい姿だろう

江戸時代:8尺=約240cm
明時代:8尺=約272cm(1丈=340cm)
とあるので長さとしてはそこまで大きな差はないことがわかった
中国の絵は比較物をよく見たところ獣の右側にある草のようなものは
実は木だったと推測すると牙が身体に対して短い
(つぶれて見えなくなった部分が牙と想像すると)のも理解できる、
それぐらい大きな獣だったということだろう。寝そべった全高は15mはあり、
全長は30mはあるように思える。この時点で神獣か怪獣にしか思えない

一方、日本の絵は大きさの比較物がないが牙を非常に長くすることで
全体を少しでも現実的な獣の大きさに近づけようとしたのかもしれない



また上に牙の突き出した日本の"たうこつ"を見ると
前回の記事の西洋のカルタ・マリナの怪獣を思い出したので
載せておく。海の生物の発見情報が途方もなく大きくても
妄言とは思えないのはクジラの存在が大きいからだろうか




「黒人」
外人を獣類でくくるとは、西洋人が外人を野蛮人とくくったようなものだ
と思っていたら想像の遥か上をいっていて吹いた
たぶん中国の南のほう(インドとか)で割と色が黒い現地の人が
狩った虎の頭をかぶって猛獣除けにして食用か鑑賞用に蛇を獲っていたか
もしくはそういう祭があったのではないかと思ってしまう
それをみてとても人の類とは思えなかったからとか・・・



「屏?」
人つながりで、左耳から青い蛇右耳から青い蛇がでてて
両手に蛇を持っている黒い体の人?これも見世物として人がやれそうなレベルだ




「蛭手書き漢字検索より)」
なんてよむのかわかんないけど、"九尾の狐"って
"ゲゲゲの鬼太郎2"や"ナルト"で物凄く強い力をもった妖怪として
扱われてる、でもこの獣?は9つの尾をもっただけじゃなくて顔まで9つあるなんて!
さらに虎の爪もついているとはなんて強力な獣なんだろう
ちょっと感動した、でも母狐にくっついてる子狐みたいにもみえて可愛いw



「蠱雕(コクチョウ)」
豹のようで鳥の顔、一角
これを歩かしたらものすごく不気味だと思った
たぶん人を食うようだし、みた感じでは目がないようにおもえるがそれもいい






参考資料
九州大学デジタルアーカイブ
佐藤義寛のホームページ
wikiぺディア
江戸・明・古代プロジェクト
InternetArchiveOrgの三才図絵一覧はこちらから
近代デジタルライブラリー

*三才図絵の引用について

三才圖會(九十一)


Author: (明)王圻 王思義輯
Subject: 中國古代類書類
Language: Chinese
Digitizing sponsor: China-America Digital Academic Library (CADAL)
Book contributor: 北京大學圖書館
Collection: universallibrary

三才圖會(九十二)


Author: (明)王圻 王思義輯
Subject: 中國古代類書類
Language: Chinese
Digitizing sponsor: China-America Digital Academic Library (CADAL)
Book contributor: 北京大學圖書館
Collection: universallibrary


*カルタ・マリナの画像引用について
日付 1539年
原典 http://www.npm.ac.uk/rsdas/projects/carta_marina/ "Carta Marina satellite images"
著者 Olaus Magnus

この著作物は、アメリカ合衆国など、著作権の保護期間が著作者の没後100年以下の国において、パブリックドメインの状態にあります。

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