展示・日曜日(最終日)





前回までのあらすじ
土曜日に全ての展示作品が出揃った仮想(中略)展。
気まぐれに置いてみたイラストボードは想像していた
ものよりもどんどん面白くなっていく。しかし我々には
一刻の猶予もない。ここは週末(終末)へ向けて勢いを
増していく場所だ。人間は生き物で、展示も生き物だった。

仮想現実画想展・最終章
「あきらめたら、そこで展示終了ですよ?」

















会期が始まるまでにやらなかったことが多くて
そこは反省しなきゃならないけど、会場入りしてからは
まるでどこかに隠されてたスイッチが入ったように
一生懸命やったと思います。今をやることができたと思います。

見に来てくれた方、スタッフの方、ハラハラしながら何度も足を運んでくれた式田さん
隣のoozouさん、グループの皆に感謝を。

展示された絵自体への感想
きゅうばろさん:最も緻密で、デザインの組み立てがおもしろかった。
えのさん:最も勢いがあるタッチで、空気が出てた。
駒田さん:最も動きを感じ、色あいがすきだった。
丸山(ぼこ)さん:最も明かりへの意識を感じ、繊細だった。
赤沼(ichi)さん:最も空間を感じ、楽しい絵だった。
sukechan:最絵萌絵でした。

*展示ボードはsukechanが背負っておいしく電車で持ち帰りました。殺す気か。
*土曜日のログのTokiyaの写真がいろんな意味で神


(エピローグ)
月曜日の朝6時ちょっとまえ、公園のベンチに座りこんでUCCがあたたかい
底を散々ぶつけたキャンバスバッグにはこの一週間が入ってる
まったく関係のないぼくらをひとところに繋いだのは「絵」だったし、
ぼくらが繋がらないで独りで描かないといけないことがあるのも「絵」だった。
苦しいのは「絵」のせいだし、楽しいのも「絵」のせいだった。
再び歩き出す。ふらついた足取りで鳩にすら抜かれそうだけれど
この重くて糞でかいバッグの中身をぜったい離すものかと思った。
展示・土曜日

ほぼ時系列で並べています。全身黒タイツではない。
奥の壁の幅は4M。絵を描くときは横に4人並んでぎりぎり。
画材はアクリル絵具、アクリルガッシュ、色鉛筆。
はたして此処は仮想空間になりえるか?
土曜日のはじまりはじまり。















お菓子があるのってほんとに幸せですよね。
全員でおいしく頂きました。ありがとうございました。
お菓子を撮ったのはなぜかというと、見てくれる方たちがいて
その展示があるということが 今、紙の上の言葉だけじゃなくて
実際に体験してわかったからです。



展示・金曜日





金曜日、この日も来客数はだいたい同じだった。

ichiさんと駒田さんの作品はくるのだろうか?
ぼこさんの作品の行方はいかに?
赤沼(ichi)さんと二人体制だ。

ライブペイントスペース

30さんが差し入れをもってきてくれた。
地下の版画展をみにいく。

たけさんが来てくれた。
たけさんの絵の分析はおもしろいw

↑とりあえず箇条がきで、あとでつけたします。
展示・木曜日




ライブペイントのためのスチレンボード設置 ・メディウムで下地処理
来客数
午前 2人
午後 5人
式田さんから頂いたアドバイスも含め
書きたいのだけれど、もう家を出ないといけないので
また後日まとめます。

-------------------追記(11/25)------------------
B1スチレンボードを三枚、世界堂袋にいれて
駅に向かった。まるでバスを運転しているかのような
前後の把握の難しさ。そしてここぞとばかりの強風に
煽られホームからスチレンボードが落ちそうになる。
教訓;例えどんなに大きくても軽いものはあっという間に流される。

この日は朝から俺が一人で何から何までやるのだ。
MACをネットにつないだりつないだりつないだり。
とにかくMACとの格闘だった。

平日は人はほとんど来ないことがわかってきたので
自分のペースでパネルも設営することができた。
虫ピンのようなものをパネルごと壁にうちこむのだが、
これがやっぱりうるさい。人がいないのが幸いだ。

ライブペインティングスペースを作ったものの
一応、仮想現実画想展である印はなくてはならないだろう。
というわけで 色鉛筆で「電子の塵、ほこり」をまわせてみた。
その中で生きる、佇むものたちが 多分、適当に、いろんな
人によって描かれて いくに ちがいない。
式田さんがたびたび様子を伺いに来られていた。
スペースの真ん中あたりでまじまじとぼくの絵を見つめ、口を開いた。
『この ひまわりの絵なんかはけっこうみんないいって言ってた
でも キャンバスの絵も、ボードの絵もそうだけど このままでは
完成度が低いんだ。』

完成度と聞いてぼくはかきこみが足りないのかと考えた。
でも違った。完成度というのは展示の仕方も含めて
絵の内容がどうこうだけではない、立体的な側面も考えた上での完成度ということだ。
お客さんがその むきだしのボードを手にして持ち帰る、飾る、買うというときに不安の
残るものだということだ。わかりやすい例えでいうと 金属のオブジェがあったとして
それがとがってたらお客さん怪我するけどどうするの?みたいな感じだ。
額をつけるなり、何か自作するなり、キャンバスの側面まで
しっかり描き込むなりしないと それじゃ製品じゃなくて半製品だということだ。

もうひとつは自分ではしてやったぜとおもってたジークレー印刷について。
『デジタルでプリントするならそれ相応のすごさ、目新しさがないと
絵の具でかけばいいのにって思う。』
デジタルプリントのすごさか・・・。ジークレーって原画の再現性とかが優れてるというのは
知っているけれども ただ印刷しただけじゃ、そこに既存の印刷技術を超える新しい
何かを感じられないってことかしらね。それで自分は上からアクリルで加筆したのだけれど
そこで満足してるようじゃまだまだ足りないと思った。唯一無二のものを作れと背中を
ドンっておしてもらったようなそんな気がした。
プリントのことも完成度のことも、言われなきゃ気づかないし意識もしないし
真の第三者のアドバイスをいってもらえる機会ってのは お金を払ってでももらえと思った。
今回の展示は自分にとって気づいたり気づかされたことの連続で
みんなにこれでもかというぐらい たくさんのこともらってるんだけど
いいのかなw 一人で得してるかんじがする。
関連してNinko Ouzou展 記 臆(オクスルコトナクシルス)展の出来事2と
地下で行われている刷り氏岡部さんの版画作品の展示もからめて
版画とデジタルプリントについての話もしたいのだけれど
これももう少しまとめてから書きたいと思う。

後半、仕事途中に寄ってくれたとみーが登場。
自分の絵の解説をしろといってビデオカメラを回すトミー。
ちょw ほかの絵とかは直接撮ったらだめだからな、そうそう。おれのところだけ撮って。
絵の説明を直感的に いい感じのすべりだし口調で話す俺。
冴えてる。この空間にいるときは別人か。
いい映像がとれたにちがいない。永久保存だ。
カフェに寄る。グラスの中で揺れるロウソクの火。
カフェオレとたっぷりのダージリンティー。
ビデオを再生する。やばい、最高の見せ場にカフェの店員さんも目が離せないだろう。
とみーがニヤッとして言った。
「あ、音しか撮ってなかった。」
仮想現実画想展・残り4日

まずは初日から、わざわざ大阪から
来てくれた種さんありがとうございました!
今度 萌え絵描いてください。

水曜日の16:00~20:00に
Art Complex Center、Act4に行ってきました。

池袋駅⇒丸の内線 四ツ谷三丁目駅 一番出口から
地上に出て、大京町12-9という住所のみを頼りに
歩いてみたところ迷いました。
外苑東通りという大きな通りをずっと歩いて、
聖教新聞と書かれた建物の手前の路地を右に曲がって
まっすぐいくと住宅街ばかりで若干途方に暮れそうになるのですが、
左側のほうにレンガ造りの建物があります。

今日は雪~雨だったのもあって
表に普段は出ているはずの物がしまわれていたのと
1階の明りがついていなかったのも手伝って
入るのをためらってしまいましたww
人の気配が ないw

どうやら土日などには1階のカフェ目当てできたお客さんが
上の階にあがっていって展示を見たりするようです。
やはり休みの日が本番ということです。

二階にあがっていくとまずACT1の部屋、そして
そのまま奥へ奥へと進んでいくと2,3,4と続いています。
『仮想現実画想展』はACT4です。
ACT4をスルーして奥へすすむと
記臆(オクスルコトナクシルス)展
キャンバスに描かれた絵が目を引く。
宣伝用のこの黄色バックのポスターに惹かれた。
作品数が圧倒的でダンボールに描かれた絵もあったし
非常に柔軟でフロアの一角はすごくいい匂いがした。
嗅覚を刺激するという展示は考えたことがなかったので
sukechanは学習した。

この日は丸山さんと初の顔合わせだ。
どうみても好青年です。
早速、えのさんに運んでもらっていたMKFボードを釘で固定する。

ボードの絵、この子は「ひまわりちゃん」という名前にしよう。
だめだ、二次元なのに自分が描いた絵なのに胸がときめくぞ。
すごく反ってる。さすがにボードには額をつけたほうがいいと
思ったものの、さっそくオクスルコトナクシルス展の影響を受けて
額はなくていいことにした。

設置されているスポットライトは壁のスイッチで強弱、角度を自由に
変えることができる。ドリンクは自由に飲むことができる。(展示者用)
ネット接続環境がある。電源もある。物置もある。暖房もある。
音楽をかけてもいい。元に戻せるなら壁に絵を描いてもいい。
ねじ式の大きなクギ以外は、釘、鋲をつかっても穴は塞がなくていい。
(実際穴がいっぱい残ってる)かなり自由な条件である。

このブースにきたとたんにめきめきと湧き上がる創作意欲
入り口から見たときに おくの壁がただ白いだけなのは
もったいなさすぎる・・・
そういうわけで下の4Mの部分にライプペイントスペースを
作ることにした。明日は画材とB1パネルを三枚持って
会場入りする。1日中会場で、仮想現実も頭のすみにおきながら
描くことにしよう。これは楽しみだ。sukechan暴走

あとは、丸山さんに無理を言って
MACを借りることができたので、実況中継が可能になった。
ライブカメラはちょっと無理っぽいが
ミッチのデジカメを借りて持っていくので
それでアップできそう。

あと、電車に乗る前に頭の中に『ものすごくかわいいおばあちゃん』
がポイントになるという謎のイメージが沸きました。これはたぶん
何かのヒントなんだと思うんだけど。ものすごくかわいいおばあちゃんを
会期中に探せということなんだろうか。





大きな地図で見る

参考
http://www.gallerycomplex.com/home/index.html
展示・送り出し






最初はおっかなびっくりだったけど
時間がないのもあって最後はだいぶ大胆に絵の具を
いれてみた。




今回の展示に関しては
3人の人物に大変お世話になったので
この場をもってお礼を言わせていただきます。

ミッチ、キャンバス張ってくれてありがとう
自分の作品じゃないのにあんなにきちっと
計ったりして作ってくれるとは思いませんでした。
俺がひとりでやってたら6時間はかかってました。



えのさん、あんなでかくて重いものを
朝の混んでる電車で輸送してくれてありがとう。
えのさんなら大隊長になれるとおもう。
指揮系統に迷いがないから



ta2nb、サイトで紹介してくれてありがとう。
火曜日の現時点ではまだ絵が四つしか
ないんだけど徐々に徐々に揃っていくから
そのときが七英雄の完成よ
そして私も消えよう・・・永遠に!

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