裸婦クロッキー in 七針

日比谷線八丁堀近くの『七針』というギャラリー件アトリエのような
スペースで裸婦クロッキー会に参加してきた。
理容室の地下にあるということだが、地下へいく道がなかなか見当たらなくて
あぶなく理容室に入って中の階段を使うところだった。

定員は毎回10人のようだ。
14:00ぎりぎりについたらほとんどの席は埋まっていて
モデルさんの真正面ぐらいしかなかった。
鉛筆しか用意してなかったので画材を買わないといけなかった。
参加者は年齢層ばらばらで、セツに通ってる方もいた。

その場で購入
・B3サイズ ニュースプリント紙×20枚(短い時間用)
・木炭紙サイズ 水彩紙×2枚(がっちりかく用)
・鉛筆4B(林谷さんにもらった)

全部で24枚描いた。気に入ったのをアップする。
司会・講師の「林谷さんに頂いたアドバイス」と
『sukeの思考』も含める。


1分/HB、H
「重さのあるところにぐっと色がのっている」
『こんなにボリュームあったかな』


1分/HB、H
「やわらかいところからはじめてるのがいい」
『男っぽい』


5分/HB、H
「まえと後ろを意識している
手は割と省略されてるけど在るのがわかる」
『足の位置と大きさがむずかしい、何回も描き直した』


10分/4B、HB、H
「胴体の流れがきれい、しかし肩がおしい
のつながりがわからない』


5分/4B
「人体を描こうというよりも空間のなかにある
何かひとつの物体という意識がでてる」
『だんだんオブジェにみえてきた』


20分/4B、HB、H
「尻、腰まわりの微妙な雰囲気は良い
しかし紙の端にいくにしたがって消えかかってる
足とひじの弱さがおしい。書き込む絵になると
むずかしくなってきてるかも。」
『紙を破らないと!』



20分/4B、HB、H
「肩と腕ひじが惜しい
手前の黒の濃い部分の調子が同じっぽい
背中部分のハッチングっぽいのはいいかんじ」
『紙が破れない!』

14:00~17:00 実技
17:00以降は希望者のみの講評になる。
そこで七人分の講評を聞きながらメモをとった。
もちろんそれぞれの描き方を伸ばすための
アドバイスなので全てを実行する必要はない。

・質量 立体 安定感
・どこに力が入っているか
・ものがはっきり描かれていなくてもなんとなくわかる
・末端のゆるみに注意

・輪郭で描くタイプじゃない人はグラファイトか木炭
・指木炭を消しゴムで削る方法も
・コントラストの強弱が遠近に

・足のポジショニング
・体がねじれたときの厚み
・省略する部分と書き込む部分のみきわめ
・最初から最後まで輪郭を追う必要はない
・輪郭の強弱、もしくは調子のちがい
・部分と部分をどうつなげるか

・体がどういう姿勢をしているかという頭の常識による点検を
 とりのぞいて描いてみる
・形を単純にしてみる
・目を細めて自画像をかいてみる(コントラストがついて形が単純になる)
・自画像の鼻の頭と耳までの距離を出せるか

sukechanの課題は林谷さんと絵を見ながら
すぐに浮き彫りになった。
sukechanは肩と腕がどうもしっくりこないかんじという
ことをいうと 林谷さんは肩はただ肉がぶらさがっているだけじゃ
ないということと、腕よりも肩が気になり、
とにかく自然な肩になるにはたくさん
描くしかないということなので
特に 上半身の肩から胴体、首へのつながりを
意識して挑もうと思う。

普段、自分の絵を作っていると
見栄えを良くする事をよく考える。アップする絵も不安要素を
取り除いた絵が多い。

逆にクロッキーは うまくいく絵もあれば うまくいかない絵もあって
その自分のうまくいかない部分を掘り出して あとで考察することが
とても大切だとおもった。七針はまた行きたい。
関係ないけど林谷さんはmaenouさんに良く似ていた

別件で3/2にはクロッキー会・ミュゼ・ノワール
石神井公園で裸婦クロッキー会があるので、特攻してくる。
このブログが読み込むまでとても重いのは
yaplogの仕様なのか。

参考
七針
クロッキー会・ミュゼ・ノワール

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